平成29年度埼玉県ケアマネ実習と実務研修に参加しました。

実習レポート模擬ケアプラン【居宅サービス計画書】の作成

1. ICF情報思考による情報整理シート

 

はじめに「実習の手引き」(水色)≪ICF情報思考による情報整理シート≫を作成します。

 

≪ICF情報施行による情報整理シート≫⇒ ≪アセスメント分析≫⇒ ≪居宅サービス計画書≫の順で作成していきます。

 

はじめ、毎回≪ICF情報施行による情報整理シート≫を作成するのは面倒だと思っていましたが、これが出来上がっていると≪居宅サービス計画書≫を作成する時にサービスの選定に迷わないで済むようになってきます。

 

 

≪ICF情報施行による情報整理シート≫については実務研修前期演習第6日.第7日でも学習すると思いますが、全ての項目を埋めなくてはいけません。
※空欄があっては提出しなおしになるとテキストに書かれていますのでお気を付けください。

 

どうしても当てはまることがない場合は、担当ケアマネさんに聞いてみても良いと思います。

 

何もない項目は「特になし」を記載したと言っていた方もいましたが、それで大丈夫だったかまでは把握していないので、ここでは「特になし」と書けば大丈夫だとは言えません。

 

 

「本人の気持ち」の覧を埋めるポイント

 

実調(認定調査)の時に実習協力者の気持ちや家族の気持ちもうかがえるようにしたいですね。
気持ちの確認ができなかった場合は、担当ケアマネさんに実習協力者が思っていることや口にしていることなどうかがっても良いと思います。
実調のわずかな時間は非常に大切ですね。

 

例 部屋に絵画が飾ってあったら
 ⇒絵を描かれるのですか?⇒実は今も描いてみたいと思っている。

 

とにかく思いつくことを記入して、たくさん埋まればそれだけプランも浮かんできます。忘れないうちに取り組みましょう。

 

 

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2. アセスメント分析シート

「実習の手引き」(水色)≪アセスメント分析シート≫は居宅サービス計画書の下書きのようなものです。

 

≪ICF思考による情報整理シート≫で記入した内容を反映させて記入していきます

 

・本人の気持ち、家族の気持ち
 ↓
 本人及び家族の生活に対する意向、目標
 生活ニーズ(目標に対して困っていること)に反映させて記入

 

・健康状態、活動などの項目
 ↓
 同様の項目に記入

 

※生活のニーズや各項目はニーズに対する阻害要因を記入することになります。
※目標は、本人がやる気になることを設定します。

 

・どのような状態になれば目標に近づけるかが、≪居宅サービス計画書≫の短期目標や長期目標になってきます。

 

・困りごとをなくすための支援内容や、誰が・どのように・いつ・どの程度にサービスを位置づけていきます。

 

 

3. 居宅サービス計画書

 

≪居宅サービス計画書≫の作成は、実務研修第6日・7日で時間をかけて行いますので、実習の模擬ケアプラン作成の時にはある程度把握ができています。

 

「実習の手引き」(水色)の≪居宅サービス計画書≫を使用します。

 

 

“利用者及び家族の生活に対する意向”は、さきほどの≪アセスメント分析シート≫の“本人及び家族の生活に対する意向”をもとに、利用者や家族の気持ちそのままを簡潔に記入できるといいですね。

 

複雑な言い回しではなく、利用者にも分りやすい言葉で記入します。

 

 

“総合的な援助の方針”は、計画書がすべて出来上がって最後に記入します。

 

プランを仕上げ、全体に沿った援助方針考えを記入するのが良いそうです。

 

また、緊急連絡先を記入する方が良いとのことです。

 

 

“援助内容”には、インフォーマルなものも含めます。

 

≪社会資源調査票≫がここで発揮されます。

 

 

“目標設定”は、ニーズに沿ったもので、それを大きい目標“長期目標”と細かい目標“短期目標”にわけるイメージで作成します。

 

“長期目標”が達成できるようになるために、まずは何から?を“短期目標”に織り込みます。

 

その“短期目標”が達成できたら、また“長期目標”に近づく次の“短期目標”を設定すればよいのです。

 

利用者の性格にもよりますが、あまり遠い目標ではいつまで経っても達成できず、継続・・継続・・となって利用者のやる気も減退してしまいます。

 

身近なことからできる“短期目標”の設定をしてみてください。

 

 

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4. サービス利用表簡易版(実習用)

≪サービス利用表簡易版(実習用)≫では、予定に組み込んだサービス事業所の利用単位が必要になります。

 

同一のサービス事業所であっても、利用時間やサービス内容により単位数が変わってくるのでご注意ください。

 

また、福祉用具を忘れてしまいがちですが、こちらも月単位で計上されますのでお忘れなく。

 

単位数と支給限度基準額につては、実習の手引きに記載がありますが、ここに掲載されていないサービスを組み入れた場合は「WAM NET」の介護保険事務処理システム変更に係る参考資料(その5)(平成30年3月6日事務連絡)を↓参考にしてください。
http://www.wam.go.jp/gyoseiShiryou/detail?gno=5354&ct=020050010

 

介護報酬改定関係資料 資料 2  介護給付費単位数等サービスコード表(平成30年4月施行版)(案)(新規)に最新の単位数が記載されています。

 

@サービスコード件数
A介護サービス
B介護予防サービス
C地域密着型サービス
データー量が多いですけど、この中に当てはまる単位数がかならずあります。

 

模擬ケアプラン作成では、利用者負担額計算書で限度額超過分が発生してもかまいません。

 

そのまま超過分の金額が記載されていれば良いので、限度額を気にしないでサービスを設定して大丈夫です。

 

 

 

 

 

 

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